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2009年6月24日 (水)

中国からの個人観光ビザ解禁とラオックス再建

いよいよ中国からの訪日個人観光ビザが7月1日に解禁される。それにあわせて国内外の動きも活発になってきているように思える。

今日6月24日の記事による家電量販店ラオックスに対する中国の家電量販店の蘇寧電器集団の出資がそれにあたると思われる。8億円、27%出資し筆頭株主となるとあり、同時に国内の日本観光免税も7億円の出資をする。

ラオックスにとって、経営再建のキーファクターを何にするのかは非常に重要であり、世の中の変化に伴う構造的な問題である従来の家電販売では再建の道のりもおぼつかないのだろう。

今回の件でラオックスは中国人向け家電免税店という立ち位置となり、絶妙なタイミングだと感じる。現に「今夏に秋葉原店舗を免税販売等外国人向け物販・サービス業に業態転換意向」(四季報)とあったので、水面下で動いていたのだろう。

今までは百貨店に中国人が大挙して押し寄せて高級品を買いあさるという記事もよく見かけたが、会話や決済手段(カード)が問題となっていたと思う。また、中国ではどこでも値切るのは当たり前(日本も百貨店はともかく、秋葉原も値切りは当たり前だが)だったりするので、そういう商習慣の違いも含めてこれらの問題を解決し、中国人に気持ちよく買い物をしてもらうことは相互にとって良いことであり、日本にとっては大きなビジネスチャンスになると思う。なんと言っても日本のお金持ちよりもずっとお金持ちが多い国なので、周り巡って日本国内の内需拡大に繋がるように思う。

ところで、ラオックスと蘇寧電器集団のホームページを見ると正式プレスリリースしておらず、日経のリークらしいが、情報の真偽はあるものの、これだけの情報が外部に漏れているのは別な意味で問題だと感じる。上場企業であり、コンプライアンスはどうなっているのかと心配になった。

そう考えているうちにある意図を感じたので、まとめてみた。

経営再建中のラオックスとしては、春先のノジマとの破談もあるので、何としても今回の出資を受け入れて資本提携する必要があると思われるが、再建中という相手の足下を見た交渉の場合は相手先(出資元)の要望もきついはずで、お互いの条件交渉が折り合いが付かないということはあり得るだろう。

経済合理的な側面から見ても、お互い最終着地するメリットもあり、リークによって(破談しないよう)牽制しているようにも思える。今日のニュースを受けて日経平均が下がっている中、今日の株価はストップ高を付けているので、株主は歓迎ということなのだろう。

ただ、これによって、8億円で27%シェアは難しく、時価総額から計算すると18億円は必要で、増資によってシェアが薄まることを考えるともっと増資資金は必要になると思われる。ラオックスのホームページではまだ正式合意していないとあるので、増資の株価が焦点になるように思う。(蘇寧電器集団のホームページにはリリースなどの見解なし。)実際のところ、ラオックスは10年3月期は経常損失を17億3000万円(※四季報)と見込んでいるため、資金はもう少し欲しいところだと感じる。

あと、他の記事によると「ラオックスの販売ノウハウを中国に活かす」とあるが、蘇寧電器集団の業績はラオックスを遙かに上回っており、本当に必要なのかと疑問を感じる。これは中国を過小評価することで、(中国を嫌悪、危険視する人が多いため)懐柔を図る日本人向け発言としか思えない。また違う意図があると感じざるを得ない。

●蘇寧電器集団の業績については下記のリンク先を参照 ※1元(RMB)=約14円
http://www.reuters.com/finance/stocks/incomeStatement?symbol=002024.SZ


何れにしても今回の再編によって社員、取引先、株主、経営陣が何れも良い選択となり、良い方向に向かってもらえれば幸いである。

2008年10月24日 (金)

webビジネスの行方

10月22日、グーグルの携帯プラットフォーム「アンドロイド」を搭載した携帯端末が米国で発売された。これにより、いよいよモバイルビジネスはアップルとグーグルの一騎打ちになってきた。

それぞれ、独自の携帯プラットフォームを通じてWebアプリの提供を行い、アプリケーションの流通プラットフォームビジネスへと変貌を遂げている。Webのポータルが今までやってきたシングルサインオンの代わりに携帯番号を用いて個人を特定し、課金決済から個人情報管理までWebビジネスに必要な全てを網羅している。

これらの領域に国内のモバイル事業者並びにネット事業者が追随できる余地は全くといって無いように感じる。資本力、技術力、新規サービス開発力ともに米国の後塵を拝する状況である。国内で可能性のあるものとてしは、ソフトバンクモバイルがあるが、端末開発はメーカーに依存しているため、思い切った施策を打ち出せていないように思える。Yahoo!Japanも気を吐いているが、PCサービスをそのまま提供しているに過ぎず、アップルやグーグルのような独自性のある魅力的なモバイルサービス提供までには至っていない。

本来であればモバイルサービスおよび端末の開発力は日本のお家芸であったが、これも昔のことになってきている。いずれにしても、これからのモバイルビジネスおよびWebビジネスは彼らの動向を抜きには成しえないものとなることだろう。


2008年6月27日 (金)

完璧なSaaSプラットフォーム

facebookを使用してしばらく経ちましたが、使用する度にうなってしまいます。fbはSNSとして見られがちですが、完璧なSaaSプラットフォームであると感じる次第です。

まだユーザビリティやサービス、機能などをブラッシュアップする必要も感じますが、基本機能を抑えて簡単に普及することを優先しているようにも感じます。これからのビジネスの広がりの大きさを考えると非常に大きな可能性を秘めていると思います。

ワイズノットで2006年3月にSaaSプラットフォーム構築をはじめ、NEXTWISEという名称で3000社(2008年)までになりましたが、プラットフォームという概念は同じながらもサービス展開、技術的要素などの差を痛感します。(自分の無力感も。)

しかし、fbがここまで完璧にプラットフォームとして出来上がっているのを見るのは理想を追いかけた者としては、理想が現実になっているのでうれしいです。これからの展開に期待したいと思う次第です。色々なビジネスアイディアが浮かんできます。最近の考える楽しみがひとつ増えました。

2007年9月20日 (木)

起業および事業の種類

起業の種類は大きくは3種類に分けられると思います。

1.世の中にある既存のビジネスを事業として行うこと

リスクは少ないけど事業としての確実性は高い。不確定要素も少ない。参考になるものがある分、参入しやすく競合も激しいため利益は薄い。分かりやすいところだと、フランチャイズや弁当屋さんなどの起業。


2.世の中にある既存事業に工夫を加えて事業を行うこと

日本人の得意とするところ? 工夫しただけで勝てるほど甘くはないが、ネットビジネスなどはその最たるもの。オールドエコノミーにインターネットを加えてネットビジネスにするというだけで持て囃された時代がネットバブルの頃だったと思う。幻想な時代だったけど、それで上場して成長した会社も沢山ありました。類似品やサービスを値段下げて参入するのも同じ。

3.世の中にない新しい価値を創り出すこと

まったく新しいイノベーティブな仕事で新しい価値を生み出す仕事。面白く成長性もあるけどリスクが高い。不確定要素も高いため、変化に対応した経営とリスクが顕在化した時への対応策が大事。


●リスクとは?

リスクの考え方。
顕在化しているもの。
潜在化しているが認識できているもの。
まったくの想定外のもの。

はたらくということ

飲みの席での問答

●仕事とは?

自己表現の手段
自分を仕事を通じて表現するということ
芸術家で例えればアート(作品)での表現

●経営とは?

社員、顧客、株主の期待に応えること
利害が違うそれぞれのバランスをとること
利害の違いとは、最終目標は同じだけど、そこに到達するまでの
優先順位の違い、時間軸の違い

●優先順位とは?

手段の違い
地に足をつけるということ
できる所から着手するということ
それによって一歩でも近づくということ

●時間軸とは?

我慢できるかどうか
そこに辿り着くまで待てるかどうか

●急がば回れ? ウサギではなくカメさん?

簡単に得られるものはすぐに失う
時間をかければ長続きする
仕組みを定着させることが重要であり、時間をかけないと定着はしない

仕組みをつくることは重要だけど、それを定着化、あたりまえにすることが大変


これらのバランスが大事